2009年 10月 8日 台風18号 戻る

今年は、接近する台風が少なかったのですが、10月を迎えた先日、最悪のコースをとって大きな台風が通過しました。
突風などの被害も大きかったようです。
海沿いでは、予想以上の大きなうねりで、海岸線付近では波が打ち込んだり、波でいろいろなものが壊れてしまいました。

8日 朝6時から8時
風も強かったのですが、大きなうねりと波が葉山付近の海岸へ打ち寄せます。
満潮時間と重なったこともあり、普段では考えられない場所まで波が上がって来ました。

道路まで波が打ち寄せた 鎌倉坂の下、稲村 葉山真名瀬では 交通規制がありました。


 はるか沖から波が割れています。

森戸海岸では、、、
森戸海岸への一番大きな入口である道には、波が打ち寄せていました。
雨水ではありません。

真名瀬漁港も大きなうねりと波が
知人のおうちや船も被害を受けました。

10時過ぎになってようやく潮が引き始めると被害の状況が明らかになって来ました。


一色海岸は、この白い線まで砂がありました。

アスファルトが波でボロボロに。

鉄格子はぐにゃぐなになり、テトラポットが動いています。

防波堤の一部が飛んでいます。
波打ち際の家はひどい状況です。
私たちがいつもエントリーしている芝崎も例外ではありません。
岩場の見えるところよりはるか沖から波が打ち寄せます。
波の高い時は、近寄ることはできませんので、
昼過ぎの落ち着いた時間の写真です。
海の中の岩も動いていることは間違いありません。
また、何が流れてきているかも分かりません。
落ち着いてくれるまでは、海に入るのは危険と判断します。
葉山ライフセービングクラブで練習させてもらっている森戸海岸倉庫もこの有様。
ここまで波がくるとは予想していなかった。
対策が甘かったというしかありません。
反省です。

自然の力のすごさと、その前では人間が無力なことを思い知らされます。
とにかく、人命に及ばなかったことが不幸中の幸いでした。
私を含め海岸関係者は、ただ波が過ぎ去るのを待つ以外なすすべがありませんでした。

翌日9日より復旧作業が開始されました。
まずは海岸にある危険なものも撤去です。
 自転車、テレビ、看板、廃材 なんでもありました。
  美化財団や、夏の海の家の関係者、貸ボートの方などが協力して撤去してくれました。

10日は葉山ライフセービングクラブのメンバーと一緒に活動しました。

 森戸海岸付近では、道路にまで流れ込んだ砂の撤去
 

 真名瀬では、木材の撤去

 一色では、プラスチックゴミの収集や動かなくなってしまったボートの撤去
 

などの手伝いをしてきました。
でも、まだまだゴミはたくさんあります。

美しい葉山の海へもどるにはまだまだ時間がかかりそうです。
 今後の練習の際もすこしづつビーチクリーンを続けていく予定です。